【 排卵痛について・ その2 】の続きとなります。
前回お話をした " 様々な排卵痛 " はどこからくるのでしょうか?
<排卵痛の種類(感じ方)>
ムズムズ、チクチク、ズキズキした痛み
頭痛や胃痛・腰痛など、子宮以外に感じる痛み
" ずしーん " とした下腹部が重いような痛み
私は若い頃に排卵痛を感じた(意識した)ことがないので
バンコクIVFセンター・ラップラオの医師から聞いた話や
患者様から伺った話を以下まとめてみます。
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のようなムズムズ・チクチクした痛みを感じるケース
排卵前は、卵胞が大きくなってくるにつれて
圧迫感を感じるようになったり、
人によっては痛みを感じると言われています。
「なんだかよくわからない、うまく表現できない痛みです。」
という患者様が多いような気がします。
卵巣の表面に位置する卵胞から卵子が飛び出るときに
このような痛みを感じると言われています。
以前お話したBBC ニュース掲載の
卵子が卵胞から飛び出す排卵時の画像。
20-30mmに育った主席卵胞が萎み始めて
成熟卵子が卵胞の表面から飛び出てきます。
手術中に排卵の画像を撮った医師曰く
完全に排卵するまで15分かかったそうです。
卵巣自体には痛みを感じる神経はないという説もありますが
見るからに痛そうですね。。。
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のように子宮以外に異変を感じるケース
女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあることを
以前お話したことがありますが
頭痛や胃痛など子宮以外に感じる痛みは、
排卵時のホルモンの変化からくる身体の不調かもしれません。
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のような重い痛みを感じるケース
排卵前の場合と排卵直後の場合があります。
排卵前の場合は、
卵巣過剰刺激症候群 ( OHSS )に似た
" ずしーん " というよりも、
お腹が張っているような重い痛みという感じかもしれません。
排卵直後の場合は、
卵胞液と卵巣からの出血が腹腔内に一時的に溜まります。
<先日私が描いた絵>
この時に感じるのが、" ずしーん " とした痛みだそうで
胃を引っ張られるような、張ったような痛みを感じる
という方もいらっしゃいます。
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前回お話しました通り、
排卵痛の感じ方や痛みのレベルは個人差がありますし
全く感じない方もあります。
もしも排卵痛がある方は
自分の身体の中で何が起きているのか把握していると
不安を軽減できるかもしれませんね。
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<今回の記事を書くにあたり >
自分が若かった頃、排卵痛があったのか
子宮の痛みを思い出そうと頑張ってみたのですが
子宮内膜症を患っていたときの激痛や
流産したときの激痛しか
思い出すことができません。
排卵痛というよりも、生理と生理の間にいつもあった
白いドロッとしたオリモノがあったことを思い出しました。
今思うと、あの煩わしかったオリモノが
精子を卵子に届けてくれる役割を果たしているとは
考えたこともありませんでした。
私が若い頃は今のようにネットで調べたり
相談したりすることもできず、
子宮内膜症のことも含め、
もう少し自分の身体と向き合っていれば
長期の不妊に悩まなくてもすんだのかもしれない。。。
あれこれ深く考えすぎてストレスを抱えるのも
不妊の原因になると言われていますが、
自分の身体の中で起きていることを知っておく
というのも大切だと改めて考えた次第です。
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バンコクIVFセンター・ラップラオ
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